ホントのMACDの使い方2



ダイバージェンス

MACD の二つ目の使い方はダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスです。

ヒストグラムは相場の波を表していましたが、MACDラインはトレンドの強さを表しています。
値が大きければ大きいほど、トレンドが強いわけです。

これは計算式を考えれば容易にわかることです。macd の値は短期EMA と長期EMAの差分ですから、急激に上がれば短期EMAと長期EMA が乖離するのは容易にわかること。

MACDラインはトレンドの強さを表しています。これはとても重要です。
ではダイバージェンスはどういう理屈か、わかりますよね?
トレンドが弱くなっているんです。だからトレンド崩壊が近い。もちろん、3度、4度とダイバージェンスが続く可能性は十分あります。値が切り下がったからトレンド崩壊だとはなりません。

しかし、トレンドが弱まっているという事実はあるわけで、その点においてダイバージェンスには価値があります。

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トレンドが継続するのか崩壊するのかは他のインジケーターと併用すれば判別できる場合があります

MACDの手法はダイバージェンスだけではありません。
高値が切り上がり、同時にMACDも高値更新すれば、トレンドが強いと判断できます
騙しは無数にあるわけですから、その点にだけ注意する必要はありますが、MACDからトレンドの強さが読み取れるというのはこういうことです。

ヒドゥンダイバ

ヒドゥンダイバージェンスは要は「戻りすぎ」のことです。
上昇トレンドなのに下げすぎてしまえば、上がる他ありません。
これがヒドゥンの理屈。そのまま真っ逆さまに落ちてしまうというのは滅多にありませんので、順張りで大体勝てます。

手法まとめ

MACDの使い方はこれが全てです。
MACDが与えてくれるのは考察するデータ。このデータを基に僕たちは考えなきゃなりません。相場の裏側で何が起きているかを。

そのためには本質がわかっていないといけません。「ダイバージェンスだショート」 などと脳死パターン認識しているうちは勝てません。もう一度この項を読んで、MACD の本質を掴んでください。

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MACDは相場の波とトレンドの強さを表している!!!
これが全てだ!!!
MACD の本質を掴めばわかると思いますが、MACD はトレンドに効果を発揮するものであって、レンジ相場ではあまり使えません。
せいぜいヒストグラムの波を追うくらいです。

具体例

理論ばかりでは身につかないので具体例載せておきます。
以下の例は実際に僕がトレードしてすごくうまくいったものを載せています。

EUR/JPY

この画像は僕がトレードした時の記録です。
1.MACDラインが0を割った事で下降トレンドの可能性が浮上しました。もちろん、こんなことは無限にあるわけですからこの時点ではまだ下降トレンドとは断定していません。
従って、この時点でショートを打つようなことはしません。

2.MACDヒストグラムが0ラインで跳ね返り、二派目の下波がきました。MACDラインは落ちています。すなはち、下げの勢いが強くなっているということです。この段階で、下降トレンドが発生していると判断しました。

3. 下降トレンドだと判明したので、次は押し目探しです。基本的には波のてっぺんでショートを打ちたいわけですが、単純にMACDヒストグラムが減少し始めた時にショートを打つのは悪手です。この画像を見ればわかりますが、ヒストグラムの減少はしょっちゅう起きているからです。注目すべきはMACDライン。3は緑丸が三つありますが、そのうち左二つはまだショートを打つには早いです。なぜかというと、MACDラインが上昇しているからです。
すなはち、上への勢いがまだ残っているわけです。

MACDラインが止まり始めるのと、ヒストグラムが減少し始める。この二つが同時に発生した三つ目の緑丸でショートを打つべきです。

4.MACDヒストグラムが0を超えてしまいました。チャートをみると価格は指数関数のような落ち方をしています。これは大きなリバウンドがあるかもしれません。ないかもしれません。MACDヒストグラムの0ラインはかなり強い抵抗なのですが、それが破られたことを鑑みるに、一旦利確しておくのが良いと判断しました。利確は正義。
すると案の定上がってきました。下降トレンドはまだ継続中(反転シグナルがまだ出てない)なので、ショートを打ちたい場面です。ヒストグラムとMACDラインが同時に減少し始めたところでもう一度ショート。
すると、下がるには下がったものの、すぐに上へ上がってきました。みるとダイバージェンスが出ています。トレンド転換の可能性があるため、ショートは同値撤退し、ロングを入れました。
トレンド転換の可能性もあれば、トレンド継続の可能性もあります。これは MACD だけでは判断できません。しかし、今回は別の指標を確認することで、トレンド転換であることがはっきりとわかりました。だからこそのロングです。ダイバージェンス=ロングという脳死ではいけません。トレンド転換かどうか判断がつかない時はトレードは控えるべきです。

USD/JPY


今度は USD/JPY です。
まず最初に注目するは白線。これはめちゃくちゃ強い抵抗線です。出来高プロファイルを使いました

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さて、中央を見るとMACDヒストグラムは下を向いています。
途中で0ラインに戻ったものの、押し返されて再び下波になってしまいました。これを見るとかなり強い下降トレンドであるとわかります。
上の白線が 何のもみ合いもなく簡単に抜かれてしまったのも、強い下降トレンドであることを示しています。

このままでは下の白線も抜かれてしまうかもしれません。反発するかもしれません。画面中央の段階では判定不可能です。もちろん、別の時間軸で見れば判定できる場合はあります。

さて、下トレンドが続いていきますが、一度ヒストグラムが上を向いた瞬間がありました。たった4本ですが、これは大きい。まだまだ下降トレンドは続いていますが、少し勢いは弱まったことがわかります。しかし、弱まったとはいえ焼け石に水か。
この勢いのまま白線を割ってしまいました。この時点で僕は「アッ… やばそう」と思ったわけですが、あっさり全戻し。白線を超えて戻ってきました。
下波は小さいまま終わってしまい、下の勢いはもう消えてしまいました。ここで「これは上の白線まで全戻しパターンだな」と思いました。

しかし、上ひげを何度もつけるもののモタモタと横ばい、ついにはまた落ちてしまいます。白線を割りました。MACDを見ると、下トレンドの勢いはもうほとんどありません。白線に戻ってきて少ししたところでロングを入れて、上の白線で利確しました。

これまでのシナリオは15分足で確認していましたが、1 分足でも見ておきましょう。

書いてある通りです。下の白線を割り、MACDラインも下値を更新。強い下降トレンドかと思いきや、あっさりと元に戻り、しかも下降チャネルを抜けてしまった。上波が大きくなり始めた時にロングを入れました。

まとめ

MACDはチャートの波を表すのが本質です。その本質を踏まえて、「今のチャートならこう解釈できる」を想像してください。
それが勝つ方法です。

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