【初学者必見】トマピケティの資本論



為替で稼ぐ上で欠かせないファンダ。今回はその初歩の初歩、第一歩目を紹介しましょう。
紹介するのはトマピケティ。21世紀の偉大な経済学者です。

何故彼が偉大なのか?何をしたのか?その歴史を紐解いていきましょう。

1920年代

今は昔、ある天災経済学者のクズネッツがいました。
クズネッツは貧困格差についてとても興味を持っていて、資本主義と格差の関係を調べていました。

クズネッツは気づきました。

クズネッツ
俺は気付いてしまった。格差は確かに広まるけれど、最終的に格差は小さくなるんだ!そう!逆U字曲線を描くのさ!

これは偉大な発見でした。クズネッツの名声は瞬く間にうなぎのぼり。

この意見はとても合理的で、なおかつ指導者にとって都合のいいものでした。なぜなら、格差はいずれ縮まるからと貧しい人を騙せるからです。

クズネッツは慎重な人間で、この発表はなるべく拡散されないように配慮していましたが、偉い人たちが騒ぎ立てて話が大きくなってゆきました。
クズネッツ
格差は最終的に無くなっていくのかもしれない
偉い人
自由に金を稼いでいいらしいぞ!貧民への配慮もいらねぇ!なんてったって資本主義を推し進めれば格差がなくなるってクズネッツさんが言ったんだもんなぁ!

こうしてクズネッツの論文は都合のいいように利用されるのでした。
しかし、クズネッツはとんでもない誤りをしていたのです。

クズネッツの誤謬

1920年代。まだ資本主義が確立してからそれほど時間が経過していません。しかも、他国の経済事情を詳しく知ることはできない。そこでクズネッツはアメリカのたった30年のデータだけを見て判断しました

クズネッツ
なんだ、格差縮まってるじゃーん。資本主義で金を生む限界が来たのかな。だけど給料は労働者に払われ続けるんだから、限界が来ても労働者階級にはお金が落ち続けるんだ。だから格差が無くなってゆくんだな。
eight
違うだろあほたれ。それはちがう。

当時、第一次世界大戦。戦争には金がいるんですよ。金が。誰が払うかって?お金持ちですよ。
それに、共産主義が現れ始めたのも原因の一つなんです。

共産主義に染められないように、福祉国家を目指したんです。それには金がいるんですよ。金が。誰が払うかって?お金持ちですよ。

つまりそういうことです。

クズネッツはこれを見て、「ああ、格差減ってる!」と判断し、それに適当な理由くっつけました。
これに対して疑問を投げたのがアンソニーアトキンソンです。

格差は縮まるの?

アンソニーアトキンソンは助手のトマピケティとこの理論を実際に検証することにしました。

その方法は簡単です。あらゆる国の300年分の税務データを集めてきて集計するだけです。簡単でしょ?

格差を調べるのに、データが残されていて集計可能な情報は税務データです。ほとんどの国が保持していて、さらに所得税から逆算すれば所得がわかるわけですから。

実際は超絶大変でした。

トマピケティ
いうのは簡単だけどめっちゃつらいからなこれ
例えば日本。

トマピケティは日本の経済学者にもデータの寄付を要求しました。このデータがもう大変。300年前は江戸時代。巻物に書かれた古語なんですよ。いや、経済学者読めませんって。
そういうわけで、文学者言語学者を呼んで一つ一つ翻訳してもらって、それを集計して、やっと送ることができるわけです。

これをめっちゃ多くの国に対してやってます。データは膨大。それをトマピケティはせっせと集計して、ついに法則を見つけました。

トマピケティ
戦争とかの例外除いたら格差めっちゃ広がるばかりや

そうです。資本主義は格差が広がるという事実を発見したのがトマピケティなのです

この事実を見つけるためにとんでもない苦労をした人なのです。

格差は無限に広がり続ける?

そういうわけではありません。資産家は革命を恐れているのです。生かさず殺さず、ギリギリを搾取する。格差が広がりすぎると一揆が起こるからそれも避ける。そうして格差の広がりはなだらかになってゆくことでしょう。
とはいえ、例えば「素晴らしい新世界」や「1984年」のようなディストピアの世界はありうるかもしれませんね。富が力を生み、誰もその力に対抗できない。そして隷従される未来。ありうるかもしれません。

紹介

トマピケティ資本論

今日の一大テーマ。資本主義のその先を見据えたトマピケティの出した結論とは。
素晴らしい新世界

エデンの園はここにあった。この世の哲学がぎゅっと凝縮された一冊。主人公が言い放った「僕は不幸になる権利を望んでいるんです!」はまさに名言。永遠の幸せを義務付けられるのは悪なのか?不幸になれないのは悪なのか?
1984年

あの村上春樹作「1Q84」の元の作品。この世の全ては「ビッグブラザー」に支配されている。それに気づかない民衆たち。「戦争は平和なり、自由は隷従なり、無知は力なり」をスローガンに掲げる独裁政党。主人公はこの違和感に気づき、抗おうとするが--。

今日のコラム

アダムスミスの資本論もロックの社会契約説における資本の見方も現代に合わなくなってきたよね。



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